年を取ると便秘の人が増えてきます。その理由のひとつに「腹筋力の低下」が考えられます。腹筋力が低下すると、大腸は本来あるべき位置から下がり気味になります。この大腸下垂が腸の働きを弱める原因になります。また排便時、無意識のうちにお腹に力を入れて腸を圧迫し、便がスムーズに出るように押し出しています。この腸を押す力も腹筋力が低下すれば、少なくなってしまいます。若い人でも腹筋が衰えていてひどい大腸下垂状態にある人も珍しくありません。まず、自分の腹筋力を確認してみましょう。
仰向けに寝た状態から、手を使わないで状態を起こせますか?便秘を改善するための運動は、ハードなものである必要はありません。あまり運動をしていない人が、いきなりハードなトレーニングをしても長続きはしません。それよりも普段の生活の中で意識的に腹筋を使う簡単な体操などをした方が効果が出ます。
デスクワーク中の休憩や、テレビを見ながらなど、ちょっとした時間を活用すれば、長続きできます。腹筋は、回数を増やす必要はありません。仰向けになり、上半身を少し起こして、お腹に力が入った状態を10秒ほどキープしておくだけで鍛えられます。これを1日数回、毎日行うと自然と腹筋がついて来て、大腸が正常の位置に戻っていきます。
便秘解消メニュー
習慣で便秘を予防・解消
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