便意は我慢しないのが便秘にならない秘訣です。しかし、すぐにトイレに駆け込めない状況に置かれるとそれがストレスとなって、急に激しい便意に襲われることがあります。特に過敏性腸症候群の人がこうした不安を持っています。そのような場合にオススメなのが腹式呼吸やリラクゼーション法です。
腹式呼吸はゆっくりと吐く息が、交感神経を鎮めてくれます。交感神経と副交感神経の働きは、息を吸う時と吐く時で微妙に異なります。息を吐く時は、交感神経の働きが少し弱くなります。ですから、リラックスする時には吸うことよりも吐くことに重点を置いて、ゆっくり、長く息を吐きましょう。リラクゼーション法は、筋肉の緊張をほぐして交感神経を鎮めるものです。
ギュッと思い切り筋肉に力を入れ、ふっと一気に力を抜くことで、筋肉の緊張をやわらげることができます。筋肉を弛緩させることで、心身ともにリラックス感を得ることができます。これらは緊急時のリラックス法ですが、腸の働きを活発にして便秘を解消させるためには、自律神経をリラックスさせることが一番です。それには音楽療法が効果的だといわれています。自分の好きな音楽の中から、特にスローテンポで、気軽に聞ける曲を選びます。
また夜寝る前など、体を休める時間帯に、音楽をかけてリラックスします。音楽は心身をリラックスさせ、痛みを和らげたり、ストレスを軽減したりする効果があるので、便秘の治療に取り入れてみてもいいと思います。
便秘解消メニュー
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